制作期間:2012年9月~2013年4月
赤田谷戸駅の隣に位置する小さな駅、大六天駅周辺をB3パネルで作ることにしました。
PECOのナロー用フレキシブルレールをゴム系接着剤で固定しました。完全に固まるまで画鋲でしっかり押さえておきます。固まる途中で微妙な調整ができるのがゴム系接着剤のありがたいところです。
デッキガーダーを設置するところは、枕木をはずしてあります。
走行電源用の配線は、KATOのユニトラック用の延長コードDC用(24-825)を使いました。このコードには両端にコネクターが付いているので、まず、コードを途中でカットし、受け手側のコネクターを縁取りに開けた穴に差し込みゴム系接着剤で固定し(コネクターの爪は表にだしておきます。)、コードをレールに半田付けします。
延長コードの残った側をパワーパックに接続し、コネクターをパチッと繫いで、沼尻のガソ101で試運転しました。
バラストを撒布する前に、大六天駅のホームと踏切の渡り板を設置しました。
ホームは駅舎の基礎と一体的に作りました。まず、5mm厚のバルサ板で全体の形を作ります。ホーム線路側の側面は石張りとするため、5mm厚のバルサ板を6mm幅にカットし、マイナスドライバーで石の境目を潰していきます。バルサが割れて剥がれてきますが、気にせず潰したりこすりつけたりして石張りの表現をし、ホームの線路側側面に貼り付けます(今回の貼り付け作業は全てゴム系接着剤を使用しました。)。
このままではどう見ても石ではなく、板張りにしか見えないのでタミヤのファインサーフェイスプライマー(ライトグレイ)を吹付け、タミヤカラーのデッキタンを塗っておきました。
ホームの表面は120番の耐水ペーパーにタミヤカラーのデッキタンを塗って貼り付けました。駅舎の基礎部分はホームとの高さをそろえるため、0.4mm厚のボール紙を貼り、タミヤカラーのロイヤルライトグレーを塗りました。道路から駅舎に向かう斜面部分は、後で石膏を流すのでまだ何もしてありません。
最後に、全体をクレパスの白と黒を削った粉で汚しておきました。
設置するとき、5mm厚のバルサ板をホームと駅舎の基礎の形にカットし全体を底上げし貼り付けました。床面の低いガソ101に乗る時も少し上る感じになるくらい低いホームです。
踏切の渡り板は、2mm厚のバルサ板を1.5mm幅、20mmにカットし、道路幅にレールの間と外側に貼り付け(貼り付けるときは2mm幅、1.5mm厚の角材として貼り付けます。)、薄めた墨汁液で汚しておきました。
バラストは手元に残っていたモーリンのグレーと茶系を混ぜたものを撒布し、木工ボンド水溶液で固定しました。
ボンドが固まった後、タミヤカラーのデッキタンを全体に塗り、乾いたらパフを雑に重ねて塗りました。
大六天駅構内から併用軌道の区間は、パフが乾く前に灰を茶こしでふるい土をかぶった雰囲気にしました。
最後に、レールの側面にグンゼ水性ホビーカラーのラストを塗り、乾いたらレールの上面と内側の上端部分の塗装や汚れを剥がしました。塗装や汚れを剥がす作業は、レール幅より少し広めの木片の断面部分にキッチンペーパーを小さく切ったものを数枚重ねてテープで固定し、シンナーに浸したものでごしごしこすって行いました。
今回は井笠のホジ12で試運転をしました。