異人池駅周辺制作記録

16.完成前のもう一作業

異人池駅周辺を作り始めました。
制作期間:2014年6月~2016年12月
TMS No.911に掲載

腕木式信号機の鉄索

腕木式信号機を設置したので、せっかくですから信号機とホーム上の信号梃子を繋ぐ線路脇の鉄索(ワイヤー)を設置したくなりました。
鉄索は以前百均で買った0.28mm径の銅線をMr.カラースプレーの黒鉄色に塗り使うとして、問題は途中の滑車をどうするかです。いろいろ探していたらLazyJackの腕木式信号機(1/87、出発信号)の残骸の中に遠方信号機用の滑車のエッチングがあることに気づきました。ちょうど必要な6個分見つけたのでこれでいくことにしました。
しかし、例によってLazyJackの部品は小さくて形にするのが大変です。案の定、6個のうち3個は細かな細工が半田で隠れてしまいました。それでも、滑車の中心の穴を0.4mmに広げ0.4mm径の洋白丸線を通して、黒鉄色を塗り使うことにしました。実物の写真を見ると、鉄索の滑落防止用金具(?)のようなものが付いているので、0.4×0.5mmの真鍮帯板でそれらしく作っておきました。

本線側の鉄索は、ホーム端の滑車を経由し、信号機近くの滑車から信号機足下の滑車に向かいます。

本線側の鉄索は、ホーム端の滑車を経由し、信号機近くの滑車から信号機足下の滑車に向かいます。

神社の玉垣

神社の雰囲気が物足りなく感じていたので、鳥居の脇に神社でよく見かける白御影石造りの玉垣を作ることにしました。
親柱を1.5mmの角材、小柱、笠石、地覆石を1.0mmの角材で作ります。
組立てたらMr.サーフェイサーのグレーを吹付け、乾いたら古くてあまり出なくなってきた白のスプレーをサーフェイサーのグレーの色が残る程度に軽く吹付け、最後にクレパスの黒と水色の粉を筆でこすりつけておきました。これでなんとなく白御影石の色に近くなったと思っています。
親柱の足を地面に開けた穴に埋めるつもりでしたが、木が邪魔で穴を開けるのが難しそうなので、足の部分はカットし、地面に直に固定しました。

やはり鳥居だけより神社の雰囲気が出てきたと思います。

線路脇の石炭と風呂場の薪

給水タンクはあるのに石炭を用意してなかったので、ターンテーブル手前の線路脇に石炭を積んでおきました。材料はNとHO用のバラストを混ぜたもので、Mr.カラーの黒鉄色を塗ってあります。
燃料つながりで、風呂場に薪も用意しておきました。0.5×1.0mmの角材をカットしたものですが、もう少し汚した方が良さそうです。写真に撮れなかったのですが、反対側にも積んであります。

わざわざアップするほどのことも無い作業

①ターンテーブル手前の線路脇の石炭を上積み
②農作業用の納屋の差掛けから棒を引っ張り出している(もしかしたら、片付けに来たのかもしれませんが)農夫、差掛けに鍬2本追加
③消防団のポンプ小屋前に電柱を1本
④タクシー営業所横に自転車(エコーモデル)
⑤風呂場裏に薪用の原木材を立てかける
⑥駅構内の倉庫の差掛けの油差し(エコーモデル)、機関庫に向かう線路脇に古枕木数本を数カ所、機関庫脇にシャベル2本、入口付近に油差し、構内数カ所に目的不明の木材の束など
このような作業は、いつまでも続きそうです。

通信用電柱の設置

線路沿いに通信用電柱(通信線2本の最低限のものです。)を設置しました。これに伴い、既設の電気用の電柱3本(駅構内の2本と、前回設置した消防団のポンプ小屋前の1本です。)を移設しました。
ここで最後に残された問題が、電線を張るべきかどうかということです。通信用は無理でも、電気用の方は物理的には張れるのですが、結果、景色がゴチャゴチャになり、しかも後で手を加えたくなった時、邪魔になるのが目に見えて悩んでいます。

電線を張る

電線を張ることにしました。焦げ茶色のポリエステル製ミシン糸を使い電線を張りました。ゼリー状瞬間接着剤で碍子(1mm径のプラ棒)に固定しましたが、接着剤が糸に染込んでしまうのか固定されるまでに時間がかかり、結構手間のかかる作業でした。
糸のたるみをもう少し直したいです。