制作期間:2013年9月~2014年3月
杉沢の酒井製5tDLが、材木を積んだ運材台車を引いて走る姿を落ち着いて眺めることができる、B3パネルのレイアウトをつくることにしました。
集材所を作るに当たり、まず、モデルワーゲンの集材セットと集材人形を購入しました。
集材所の予定地に、小手毬の枝をカットした際の小枝や切りかす、おが屑などをばらまき木工ボンド水溶液で固定しました。
集まった材木は、径5~8mmの小手毬の枝を並べ、集材人3人を配置しました。
山から集材所まで材木を運んでくる索道をモデルワーゲンの集材セットを利用し、張ることにしました。
索道の張り方は、モデルワーゲンのウェブサイトにもありますが、そのほか林業関係のウェブサイトを探すといろいろ見つかります。ここではエンドレスタイラー式という張り方を採用しました。
しかし、集材機が無い(予算の都合で購入していない。)上に、遙か彼方の先柱から引っ張ってきているはずのケーブルを集材所の目の前のトンネルのすぐ上から引っ張ってくるという不思議な張り方をしなければならないため、とりあえず、雰囲気だけでも出させれば良いかなと割り切って作ることにしました。
集材機は線路の外側の写真右手コーナーの手前に設置されているという前提で、トンネル上のダミーの先柱から集材所内の元柱にケーブルを張り、さらに線路をまたぎコーナーの向柱に繫いでいます。
ケーブルと金具を柱(3mm径の竹串)に固定するワイヤーは、0.28mm径の銅線(百均で購入。)を使いました。
ケーブルとキャリッジ(材木を吊して移動する金具)はハンダで固定し、他の金具との接続は、金具の隙間を通しておき、後から瞬間接着剤で固定しました。
ケーブル、金具、ワイヤーは、Mrカラーの黒鉄色に、柱はタミヤカラーのジャーマングレーに塗っておきました。
柱に金具を固定し、机の上でケーブルをある程度張ってから、キャリッジを固定し、次に柱を立て、ケーブルを完全に張るという手順で進めましたが、狭いところで、ケーブルを張るのは結構苦労しました。
最後に、ローディングブロック(材木を吊す金具)に超極細チェーン(船舶模型用の0.9×1.3mm、0.2mm径)で小手毬の枝2本を吊してできあがりです。