制作期間:2019年5月~
工作室の片付けで出てきた廃材を利用した、ミニレイアウトを作ることにしました。
工作室の片付けで出てきた4mm厚のシナベニヤを350×700mmにカットし、厚さ9mm、幅30mmの桧の板材とでパネル状の台枠を作り、30mm厚のスタイロフォームを載せました。レールは急カーブの通過テスト用に買ってあったトミックスのミニカーブレール(140mm)を使い、片側にSカーブを入れた小さなエンドレスです。ポイントもあったのですが動作に不安があったのでエンドレスだけにしておきました。
とりあえず廃材だけでここまで用意し、この後の作業はその時の気分で進めていこうと思います。
作業を始めていきなり方針変更です。トミックスのミニカーブレールは枕木の間隔が狭すぎてイメージを壊すので止めました。いつものようにPECOのフレキシブルレールを買うことにしました。曲線半径は140mmのままにします。
レールを変えたため、小さな鉄橋を作ることができそうなので、鉄橋を架けることができる地形にします。
また、水田も作りたいので、水田予定地を用意します。
駅は手前に短いホームだけの無人駅にすることにしました。
そんなことを考えながら、30mm厚のスタイロフォームを削り、台枠に貼り付け、2mm厚のコルク板で道床と道路の路盤を切り出し、スタイロフォームに貼り付けました。スタイルフォームの右側手前には、フィーダー用のDCジャックを填めるための空間を用意してあります。
PECOのフレキシブルレールをゴム系接着剤で固定し、フィーダーを半田付けし、試運転です。頸城のDB81がワ2輌を引いて(多分アルモデルの鉱石運搬車に付属していたドローバーで連結しています。)無事S字カーブをスムーズに通過してくれました。
次は線路のバラスト撒きですが、その前にホームと踏切の渡り板を作っておきます。ホームはバルサ板と120番の耐水ペーパー(上面に貼ります。)で、長さを沼尻のガソ101とサハ10の2両編成に合わせ150mm、レール上面からの高さを5mmにしました。踏切の渡り板もバルサ板です。
いつもどおり、KATOのN用のバラスト(細目、淡黄色)を使い、台所用洗剤を混ぜた木工ボンド水溶液で固定し、少し薄めたタミヤカラーのフラットアースを塗り、クレパスの黒と白の粉で汚しておきました。
地形の形状に沿ってカットした4mm厚のシナベニヤを緑色に塗り、正面にフィーダー用のDCジャックを取り付て台枠に接着し、縁取りとしました。
地形に変化を付けたいため、正面ホーム脇に無理矢理作った小さな谷にデッキガーダを架け、線路の敷設作業を終わらしておきたいので、小さな谷部分だけ先に作ることにしました。
まず、谷底の水面は、シナベニヤの底板にアクリル絵の具のクロミウムオキサイドグリーンを塗った画用紙を貼り、その上に2mm厚の軟質透明塩ビシートをジェルメディウムで貼り付け、さらに、塩ビシートの表面にジェルメディウムを塗り、水面に変化を付けてあります。
バルサ板に画用紙を貼り付けて着色した橋台を設置し、スタイロフォームの地形に沿って、溶いた石膏にくぐらせた小さく刻んだキッチンペーパーを貼り付け、谷の形を作ります。石膏作業中は、水面と橋台、縁取りはマスキングテープで隠しておきました。
石膏が固まったら、地面をアクリル絵の具のイエローオーキサイドとバーントシェンナを重ね塗りしました。
相変わらず、ターフ、コースターフ、フィールドグラスの組み合わせで下草を植えました。変化を付けるため、小石を数個バラ撒いておきました。灌木も少し植えたいのですが、樹木については後でまとめて作業するつもりなので、とりあえずここまでです。
小さな谷に架けるデッキガーダは、主桁と左右の主桁を繫ぐ板(本来はアングルを組んだもの)を0.4×5mmの真鍮帯板、主桁上下のフランジを0.3×3mmの真鍮帯板、主桁を補強するアングルを0.8×0.8mmの真鍮アングルで作り、Mr.カラースプレーのキャラクターレッドを塗り、クレパスの粉で汚してあります。枕木は2mmの角材を25mmにカットしSTカラーを塗っておきました。
計算どおりレールと橋台の隙間にピッタリはまりました。一応、枕木2本とレールを接着しておきました。