工作覚書き

21.PWMパワーパック

建物にLED照明を付けたことしかない電子工作全くの素人ですが、いきなりPWM方式のパワーパック作りに挑戦します。
ベースとなるのは、秋月電子通商から発売されている「フルブリッジDCモーターコントロールキット」という工作キット1,800円です。ボリュームの回転により、スピードと進行方向を同時にコントロールできるようにプログラミングされています。デューティー比(ONの時間)は0~95%という性能です。

この他同時に購入したのは、
①スイッチングACアダプター12V2A (1,000円)
②DCジャック(40円)
③トグルスイッチ(80円)
④トグルスイッチ用ツマミカバー(黒)(10円)
⑤大型つまみ(60円)
⑥プッシュターミナル(60円)
⑦ポリスイッチ(30円)
⑧プラスチックケース(135×75×49mm)(250円)
⑨丸型プラ足(120円)
⑩5mmLED用薄型ブラケットリング(100円)
⑪3mmプラネジ(7mm)+六角スペーサー(14mm)セット(50円)
⑫3mmプラスチックネジ(7mm)+ナットセット(130円)
合計3,730円です。
     注)ネジなどの部品は、必要以上の数量を購入することに
       なりました。
組立説明書は、経験者向けのようで、解らないことばかりでしたが、インターネットで最低限のやり方だけ調べました。例えば、基盤に部品を実装するというのは、基盤の穴に部品のリード(足)を差し、裏面(ハンダ面)のランド(穴の周りのドーナツ状の金属部分)にリードをハンダ付けし、余分なリードをカットすると言う作業でした。プラス、マイナスに気を付ける部品は、電解コンデンサとLEDだけでした。

基板に部品を実装した状態です。ボリュームとLEDはケースに付けるので実装してありません。ボリュームはX1端子に、LEDはLED1端子に、ACアダプターはV_MとGND端子に、レールへの出力はM端子接続します。

プラスチックケースの底の方にスペーサーを介して基板を固定します。基盤は50×50mmなので余裕で入ります。上蓋の表にボリューム、電源スイッチ、LEDを固定し、側面にDCジャックとプッシュターミナル(プッシュターミナル用に購入したつもりの7mmのプラスチックネジでは長さが不足でしたので、手持ちの9mmのネジを使いました。)を固定します。

上蓋に固定した各部品と基板とを赤(+)と黒(-)のコードで繫いでいきます。
DCジャックのプラス端子には、ヒューズ代わりのポリスイッチをハンダ付けしてから基板側と繫ぎます。

プラスチックケースの上下を合わせ、ネジで固定し、ワードで光沢のある上質紙にプリントした黒い背景の白文字を両面テープで貼り付けます(紙の断面をサインペンで黒く塗っておきます。)。
これで完成のはずが、電源を入れボリュームを回してみると、右回転で前進するのに、左回転ではビクともしないのです。秋月電子通商にメールを送ったところ、すぐに返信があり、トランジスタのどれかの半田付け不良が原因ではとの指摘を受けました。ご指摘のとおり、1カ所半田付け不良の箇所がありました。さすがです。半田付けをやり直して今度こそ完成しました。
スローが効くというのは、こういうことだったのですね。逆に、今後は車両の組立精度を高めることが要求されることになりそうです。