1年以上前に購入していた杉沢の酒井製5tDLの前期型(モデルワーゲンのトータルキット)を組み立て始めました。
上回りの組立は、比較的スムーズに進めることができましたが、ボンネットにラジエターを直角に半田付けするのにちょっと手間取りました。
キャブの組立では、ドアーの縁板に手こずりました。とりあえず半田付けできても、キャブに付けるときに外れてしまい後から付け直したりしました。
下回りの組立では主台枠を箱状に組み立てた後、前後の床板を半田付けする段階で、床板を水平に保つことに手こずりました。
ギヤーフレームを組み立ててから、ギヤーと動輪を組み込み(Eリングでの固定はしてません。)、上回りも乗せて転がしてみました。この段階では、快調に転がりました。
DLは途中ですが、ここで牽引させるために2両用意していた能代型鋼製運材台車(同じくモデルワーゲンのトータルキット)を組み立て始めました。運材台車は単純な構造なので、軸受メタルを軸受枠に正しい向きに半田付けさえできれば、車輪は心地よく回ってくれます。それより初めて林鉄に挑戦している私には、「組立途中の写真ではうっかりドローバー受金具を付けたままにしてしまいましたが、ドローバーを使わないこの形では無用の長物ですから、これはカットしておいて下さい。」という説明が理解できず、手が止まってしまいました。やむなくモデルワーゲンのウェブサイトで探してみたら、歴史館の中にドローバーをはずした状態の模型写真があり、説明を読んでやっと理解しました。
DLの塗装にかかりました。まず、いつも通りタミヤのスーパーサーフェイサー(グレイ)で下塗りをしました。ボディはGSIクレオスのガンダムカラースプレーのMSグリーンです。現物とは少し違う色合いですが、この色は気に入っています。エンジンはMrカラースプレーの黒鉄色、ギヤーフレームはセミグロスブラックで塗りました。
透明プラフィルムを窓に貼り、ボディの完成です。運転席をモーターが占拠しているため、運転手は乗れません。
下回りを組み直して走行テストです。バック運転は快調でしたが、前進はぎこちないのでもう少し調整が必要そうです。アイドラー軸をEリングで止めるとき、力を入れすぎてギヤーフレームが少し歪んだのでしょうか。
モーターが少し後方に傾いているようなので、モーターの後側とスペーサー板との間に0.1mm厚の紙を1枚挟んでみました。これでとりあえず前進もスムーズに回るようになったのですが、手に持ってモーターに直接電気を流すと良く回るのに、組み立ててレールに乗せるとぎこちなくなります。そこでウェイトを積み増すことにしました。
ところが、このDLは運転室はモーターで占拠され、運転手も乗る隙間が無いうえ、ボンネット内のウェイトはギヤーとエンジンを逃げるため削られており、他のウェイトもモーターの下にはめ込まれていたり、床下に付けたりと工夫されているため、ほとんど新たなウェイトを入れる余裕がありません。そこでボンネット内のウェイトと壁の隙間に合わせて1gの鉛(私は釣り用の板おもりを丸めて使っています。)をゴム系接着材で固定しました。これでやっと走るようになりました。
再度組み立てて完成です。前の写真では運転室の後ろが少し持ち上がっていましたが、下回りと繫ぐネジを締めすぎていたようでしたので修正しました。
運材台車を分解しMrカラースプレーの黒鉄色を塗り、組み直しました。積む材木は、庭の小手毬の幹をカットして、セメダインBBXで固定しました。
小手毬の幹は、樹皮が少しめくれた感じなど針葉樹の雰囲気がよく出ています
高原線に初めて林鉄物の入線です。材木を積んでいるので山を下るしかなく、走らせる楽しみはありません。林鉄用のミニレイアウトでも作る必要がありそうです。