ワールド工芸のコッペル12tCタンクを組立てました。初めての蒸気機関車の組立で若干不安です。
今回も下回りから始めました。車輪座、前端バリを組立て、一旦ギアを取付けて、なめらかに回るか確認してから塗装をしました。タミヤのファインサーフェイスプライマー(ライトグレイ)を吹付け、乾かしてMr.カラースプレーのセミグロスブラックとキャラクターレッド(半光沢)を吹付けました。何となく、コッペルの下回りには赤をイメージしてしまいます。
再び車輪座を組立て直しギアを取付け、動輪を圧入してスムーズに転がるかチェックしました。動輪の圧入も慣れてくると気軽にできるようになりました。
問題なく良く転がったので、モーターを取付けました。配線は、車輪座とモーターベースから突き出た棒状の部分をモーターの配線用の金具の穴に差込むという不思議なやり方のようなのですが、説明書に何も書いてないのでこれで正しいのかどうかわかりません。上側の金具部分はハンダで固定しましたが、下側は難しいので、穴に差込んだままです。仮にウエイトを載せて走らせてみました。よく走ります。ここで気が付いたのですが、集電シューを付け忘れていました。でも、問題なく走るので目障りな物は付けずにすまそうと思います。
前端バリを取付け、動輪の輪芯を挿入しました。輪芯は挿入する前に、ウエイト部分を赤く塗っておきました。
初めてのロッドの組立ですが、説明書を読みながら順番に進めていったら以外と簡単にできました。問題点は、
①第3動輪のピンが少しゆるく、運転中にリターンクランクの取付け角度が動いて、エキセントリックロッドがラジアルロッドの穴から抜け落ちることがあること、
②コンビネーションレバーのフォーク部分でユニオンクランクの穴を挟込むのが難しかったこと、
③組立説明書の本体部分とロッドの組立説明書で書いてあることが違っており悩まされた(ワールド工芸ではよくあることですが。)こと、
などでした。それでもロッドがシャカシャカ動く様は気持ちが良いですね。
上回りは、まず車体部分の組立てからです。側板は2枚重ねになるのですが、屋根がうまく乗らないことから、片側を少しずれて貼合わしたことに気付きました。ハンダでがっちり貼合わさった側板を剥がすのが大変でした。表面に少し凸凹が残ってしまいましたが、何とか貼り直すことができました。
ボイラー部分の組立では、動力部との合体の基準となるボイラーボスを垂直に固定するのに苦労しました。
ボイラー部が組上がった段階で、一旦動力部と合体させ、シリンダーとつながる配管の位置を確認しながらボイラーに固定(本来はハンダ付けでしょうが、私の腕では無理なので、ゴム系接着剤で固定しました。)し、再度分解したところです。
タミヤのファインサーフェイスプライマー(ライトグレイ)を吹付け、乾いたら側板にできた凸凹を隠すためペーパーをかけ、Mr.カラースプレーのセミグロスブラックを吹付けました。赤く磨きだしたメーカーズプレートを貼り、前後の丸窓に透明塩ビシートを貼り、動力部と合体し、モデルワーゲンのカプラーを付けたら完成です。
運転席を覗くと丸窓に貼った塩ビ板がくっきり見えてしまいます。
赤田駅に入線し記念撮影をしましたが、ここには蒸気機関車用の設備が整っていないので、新たに、セクションでも作ってあげようかと考えています。